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シカ科最大の鹿ヘラジカ

ヘラジカ

ヘラジカの一番の特徴は大きな角

シカ科の動物というと、メスをめぐって「角をぶつける習性がある」のですが、ヘラジカも同様に、角を使ってメスをめぐって争うことがあります。

そんなメスをめぐっての争いを、テレビ番組で良く見ることがありますが、よく映像に捉えられている理由は「オスの角は約2メートルにもなる」からです。
大きな角をぶつけ合うヘラジカのオス同士の抗争は大変豪快なため、テレビ番組で放送されることが多いのです。

角の大きさが一番目立つポイントではありますが、他にも色々な特徴を持っています。
まず、ヘラジカは体温が高いことも特徴の一つです。
さらに、シカ科の動物でも珍しいのですが、ヘラジカは角が大きいため、地上に落ちているものを拾って食べるのではなく、木に生えている草や実などを食べることが多いのです。
ヘラジカが良く食べるものの中には「低木、松ぼっくり」があります。

意外なものを食べていると思われることもありますが、シカ科の動物にとっては、このようなものも食べないと食糧が乏しいため、飢えてしまう危険性があるのです。
そのため、ヘラジカ以外のシカ科の動物についても、その地域で見られる癖の強い食材を食べていることが良くあります。

また、オスのヘラジカの喉は皮膚が垂れ下がっています。
これは「ベル(肉垂)」と呼ばれ、いうものがあり、唾液の中には植物を成長させるという成分が含まれているのも大きな特徴です。

ヘラジカは冬季において、大きな蹄を駆使して雪をかき分けることが可能となり、そのため、雪をかき分けて苔(こけ)などを食べることもあるのです。

シカ科の中でも足の速さを誇る

ヘラジカは敏捷性の高い動物で、短距離では時速50km以上、長距離では時速30km以上で安定して走れる健脚を持っています。
かなり足の速いヘラジカだと、時速70km以上で走ることのできる個体もいます。

他のシカ科の動物と比較した場合、時速10~20kmほど速いので、中々ヘラジカ以上の俊足を誇る動物はいません。

意外とドライな関係?

そんなヘラジカの生息地ですが、主に「北ヨーロッパ、シベリア東部、中国北部、カナダ」に生息しています。
その他の生息地では、「アメリカ合衆国北部などにも分布している」ため、実は、シカ科の中でも広く分布しているという特徴を持つのです。

ヘラジカは群れを形成することもあるのですが、繁殖期において群れを形成しているだけです。
そのため繁殖期を超えると、その後はオス・メスで違った環境に身を置くことが多いとされています。
別の環境下で、繁殖期において交尾をしたオスとメスが出会ったとしても無関心なままで、元の群れに戻るということもありません。