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潮の流れに身を任せるヒトデ

ヒトデ

星の魚と呼ばれることもある

国内では、そのままヒトデと言われるのですが、海外では、英語で「starfish(星の魚)」、「sea star(海の星)」と呼ばれることもあります。

見た目のとおりとなりますが、ヒトデは魚ではありません。
ヒトデは「棘皮(きょくひ)動物」に分類することができる、ウニの近縁種というのが正しい見方です。

そんなヒトデの習性ですが、ヒトデは熱帯から寒帯までに生息しているという特徴があるため、「熱帯にのみ生息している」というのは間違っています。
ヒトデは世界中に多くの種類が存在していることでも有名で、今では世界中の海洋に「約2000種のヒトデが生息している」ことも、テレビ、インターネットなどを通じて知られるようになってきました。

補足となりますが、ヒトデの腕は「5本腕」と定まっているわけではありません。
ヒトデの中には10本、20本・・・40本もの腕を持つヒトデもいるため、種類によって見た目が大きく変化することも珍しくありません。

また、ヒトデの見た目がゴツゴツとしているのは、「石灰質の皮膚を持つ」からです。
ヒトデの見た目は派手なのですが、こちらは「擬態が目的、敵を追い払うのが目的」だからです。

その他の特徴としては、淡水性のヒトデはわずかながら汽水域にいますので、淡水性のヒトデはいないと言うのも誤った考え方となります。

未だに謎が多いヒトデ

ヒトデの種類ですが、「棘皮動物門ヒトデ綱(海星綱、Asteroidea)」に分類することができます。

ヒトデのような岩に張り付いて生きている動物は、「底生動物」というのですが、ヒトデの多くは波の流れに身を任せて生きていることが多いです。
そのためヒトデの多くは、岩の近くに生息している生物を食べることが多く、自身と同じサイズの貝を食べることもあるのです。

ヒトデの食性は、主に「デトリタス食性」とされています。
ですがヒトデの中には肉食性のものも多く、エサとなるのは、肉食性の影響を受けて「二枚貝といった動きの遅い小動物」なのです。

ヒトデの分布している地域は世界中で、捕食者として活動可能な場合は、その数を増やしていくとされています。
また、ヒトデは食事方法もユニークで、「胃を体外に出すことが可能」な生物なのです。

胃を体外に出すことによって、食物そのものを消化液で包むことも可能ですし、その後、消化吸収へとつなげることもできます。
貝を主に食べるヒトデの影響により、貝の一部(ホタテガイなど二枚貝)は、「ヒトデの捕食から逃れるため」に、今のような形に発達したという説もあります。

ですがヒトデは、世界中に分布している特徴があるだけでなく、約2000種もいますので、未だに解明されていないミステリーの多い生物なのです。