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アライグマ

尻尾が特徴の動物

アライグマは哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類され、タヌキに似た風貌と縞模様の太い尻尾が特徴の動物です。
アメリカ合衆国、カナダ、メキシコなどが原産地です。
森林に生息していたアライグマですが、最近では農耕地や都市部に住む個体も珍しくはなくなってきています。
アライグマは体長50センチ前後、体重5〜10キロ程度で、太く長い尻尾を持ちます。
かかとをつけた歩行スタイルから、細長い5本指の足跡をつけるため、足跡を見ればそれがアライグマによるものだと知る事が出来ます。

手先が器用で、二足歩行も可能です。
水の中で手をこすり合わせるような動作を取る事がアライグマという名前の由来になっていますが、これは視力が弱いため手探りで水中の餌を探っている行為だと言われ、実際に食べ物を洗っているのではないようです。

大人になると気性が荒くなる!

基本的には夜行性ですが昼間活動する事もあり、寒い地域では半冬眠を取る事もあります。
アライグマは雑食で、あらゆるものを食します。
他の哺乳類を始め、魚類、爬虫類から昆虫、果実などが餌となり、人間と近い所で生息するあアライグマの中には生ごみをあさるものもいます。
農作物に被害を与えたり、ウミガメの卵を大量に捕食したりと、アライグマによる食害も多く報告されています。
その愛らしい風貌から、一時期はペットとしての人気が高くなりました。
ですが、幼少期はおとなしいものの、大人になるとその気性は荒くなり、ペットとして飼い続ける事が困難になってきます。

また、非常に手先が器用であるため、簡単な作りの飼育設備であれば自分で開けて脱走してしまう事も多く、ペットとして輸入されたアライグマが野生化して、その地の生態系を壊して問題になる事も出てきました。
中には、大人になったアライグマを飼いきれなくなって山に放してしまう飼い主も少なくなかったようです。
自分では巣を作らず、他の動物の巣のぬけがらや、家屋の屋根裏などをねぐらとする習性から、民家や歴史的建造物に住みつく被害も報告されているようです。
また、レプトスピラ症や狂犬病などの人畜共通感染症の原因になる事もあり、アライグマ回虫と称される寄生虫において海外では幼児の死亡例も報告されています。

飼育には許可が必要

野生化したアライグマに餌付けをしているケースもあるようですが、これらの感染症の原因になりえるほか、荒い気性から他のペットや家畜に対して襲いかかる事もあるため、野生化したアライグマには極力近づかないようにする必要があります。
現在ではアライグマは日本で特定外来生物に指定されています。
このため飼育、譲渡、販売には許可が必要になっています。
もしペットとしてアライグマを飼うなら、アライグマが脱走することなく暮らせる大きめのオリを用意する必要があります。賢くて手先が器用な上、するすると上手に網やオリ、木などを登って行ってしまう為、天井部分もしっかりふさがなくてはなりません。
餌はなんでも良く食べますが、ストレスに弱く円形脱毛症になるケースもあります。