1. >
  2. >
  3. ウォンバット

ウォンバット

ウォンバット

ウォンバット科

ウォンバットは、オーストラリア東南部の低木林や草原に分布する、フクロネズミ目ウォンバット科、哺乳類の仲間になります。
コアラに近い有袋類で、アボリジニの「つぶれた鼻」という言葉がその名前の由来になっています。
そして、「キタケバナ」「ミナミケバナ」「コモンウォンバット」これら3種類に分類されます。
コモンウォンバットは生息数も多く、生息地によっては民家の柵を破壊するなどして害獣としての扱いを受けるエリアもあるのです。
これに対し、ミナミケバナ、キタケバナはその生息エリアが限られてきていたり、他の家畜の大量放牧などの影響を受けています。
その生息数を減らしていて、絶滅の恐れもあると言われ、現在では保護動物の対象になっています。

特徴

頭胴長は70~110センチ、体重は19~33キロ程度で、オスよりもメスの方が大きい傾向にあります。
ずんぐりとした丸く筋肉質な体型に短い手足と尾が特徴的で、メスのお腹には後方に開いた腹袋があります。
内股気味に歩く姿は愛らしく動きも遅いものの、外敵に襲われた時などは時速40キロ程で走る事も可能です。
強靭な前足と平たい爪で穴を掘る能力に長けていて、傾斜地の側面などに地面と平行の長いトンネルを掘る事が多いようです。
普段は単独行動で、毎日自分のなわばりを回っては何箇所かに掘った穴に臭い付けを行います。
基本的には夜行性ですが、冬季の山岳地帯などで昼間に巣穴から出てきて日光浴を行う姿もしばしば確認されています。
また、曇りの日であれば昼間であったても活動する事があります。
食性は草食で、植物の葉、茎、根を食べています。
ウォンバットにはコレ手と言った発情期はなく、1年中繁殖が可能です。
1回に1匹の幼獣を出産し、腹袋の中でおよそ半年間過ごします。
その後1年ほどは母親とともに生活し、およそ2年ほどで成獣となります。

寿命は野生下では6年ほどですが、動物園などの飼育下では20年間生存した事例もあります。

ワシントン条約

ウォンバットは、オーストラリアではペットとして飼育される事もあるようです。
ですが、オーストラリア政府によるウォンバットを持ち出しをする時の規約や、ワシントン条約の規制が定められているため、日本でペットとして飼育する事は出来ません。
動物園には飼育をしているところもあり、コモンウォンバットを見る事が出来ます。

もしウォンバットをペットとして飼うなら、その外見には似合わない力の強さに注意が必要です。
ウォンバットは人にもなつき、名前を呼ぶと寄ってきたり、直接抱く事も可能です。
ですが、その破壊力は強く、ブルドーザーのように柵や小屋などを破壊されたり、その前足で長いトンネルを掘ったりするため、注意が必要です。
基本的には穏やかですが、興奮状態になった時に人間に襲いかかった事例もあるようです。
幼獣であっても、じゃれあう程度で人間の方が多少の傷を負う覚悟は必要かもしれません。
とはいえ、まるまるとした愛らしい容姿とスローな動きでそのファンも多いウォンバットですから、ペットとしての魅力は十分ですね。