1. >
  2. >
  3. ナマケモノ その1

ナマケモノ その1

ナマケモノ

アルマジロの仲間

ナマケモノはアリクイやアルマジロの仲間の異節上目の有毛目ナマケモノ亜目に属する動物です。
ナマケモノを細かく分けると、現存するものにミツユビナマケモノ科とフタユビナマケモノ科があります。
ナマケモノは南アメリカ、中央アメリカの熱帯林に生息しています。

特徴

体長は40〜70センチ、体重は4〜8キロ程度です。
四肢が長く、後肢よりもさらに長い前肢には長いカギ爪がついています。
このカギ爪があるため木に長時間ぶら下がる事が出来ます。
長い体毛は他の動物とは逆で腹側から背側に向かって生えていて、やがて緑色のコケが生じるようになります。

これによって、さらに周囲の木に擬態化し、自分の存在を隠しやすくなっています。
ナマケモノは、その生涯のほとんどの時間を木にぶら下がって過ごします。
地上に降りるのは排泄を行う時のみで、それも一週間にたった1度のみです。
自分のいる木の根元に排泄をして、その後排せつ物の上に落ち葉などをかぶせます。
このようにして木に養分を与える事で自分のクラス機を育ててもいます。
動きの遅いナマケモノは天敵であるジャガーやピューマ、ワシなどから身を守るため、枝に張り付くように身を丸めて木の一部であるかのようになって1日19時間ほど眠ります。

食事

食事も1日にたった8グラムの葉を食するのみです。
ナマケモノが食事をする姿を見かける事があまりに少なかったため、16世紀のヨーロッパではナマケモノは風から栄養を摂取しているという学説があった程です。
ナマケモノは哺乳類でありながら変温動物であり、外気温に合わせて自分の体温を変化させる事で、極限まで基礎代謝を下げています。
このため、日照不足などで気温の低い日が続くと、低体温状態のため代謝機能が衰え、食べた物を消化することすらできなくなって、
胃の中に食べ物が入っていても餓死してしまう事もあるようです。

飼育するにあたっての注意

木の上や地上での動きは遅いナマケモノですが、泳ぎは上手です。

大雨などで川が氾濫した時や、外敵に襲われそうになった時に川に落ちて逃げるためであると言われています。
ナマケモノは日本の動物園でも飼育している施設が沢山あり、ペットとして飼育している人もいますが、体も大きく特殊な動物であるため、一般的とは到底いえません。

反面、その容姿や習性の個性の強さからファンも多い動物です。
人にも懐き抱く事も可能で、直接餌をあげる事も出来ます。

ただし、免疫機能が非常に低いため、風邪などの人間の病気が移って重症化する事があるため注意が必要です。
ナマケモノをペットとして飼うなら、それなりのおおきさのゲージなどに加え、登ったりぶらさがったり出来る木の設置が必要です。
自然界でも、食事、子育て、睡眠、交尾等殆どの時間を木の上で過ごすため、地上での動きはなんとも情けないものになります。

自然界では木の葉などを食していますが、野菜や果物など比較的なんでも食べるようです。
またフタユビナマケモノは雑食で昆虫や鶏卵などを食べる事もあります。
色々試して各々の個体の好むものを探してあげると良いでしょう。