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イグアナ

古代生物の雰囲気を残すイグアナ

イグアナは熱帯雨林地方に生息する爬虫類の一種です。
ここ近年爬虫類をペットにする人が増えたことにより、イグアナもすっかり人気のペットとして知られるようになりました。

日本においてペット用として最も多く出回っているのは「グリーンイグアナ」と言われる種類のもので、鮮やかな緑色とスマートな体つきが特徴的です。

イグアナはもともと熱帯地方のジャングルの中に生息している動物ということで、日本ではもちろん原種は存在していません。

そのためペット用の動物は海外から輸入されるもののみとなっており、専門のブリーダーによって繁殖をされたりもします。

一見非常に高価そうなイグアナですが実際には決してそんなことはなく、安い個体では3000円くらいから購入することができます。

ただし同じイグアナであっても、色や模様が特殊なものは高値で取引されることが多く、「アルビノ」「エリスリスティック(赤色色素:erythorophoreが強い赤い品種)」「アザンティック(黄色色素がない青色品種)」といったものは特に希少種として人気があります。

生物学的にはイグアナは有鱗目トカゲ亜目イグアナ科として分類されているのですが、その下にバシリスク亜科やクビワトカゲ亜科、モリイグアナ亜科などかなり沢山の細かい分岐があるので生物としての歴史はかなり古く多様化していることがわかります。

イグアナ独自の進化を示す逸話の1つに、ガラパゴス諸島のイグアナがあります。
ガラパゴス諸島といえば外部と完全に隔絶された閉鎖的環境の代表例として知られていますが、かつては島にはリクイグアナという生物しかいませんでした。

しかし環境が変わって餌であるサボテンが減ったことにより、海で生活できるように進化した「ウミイグアナ」が誕生しました。

その後リクイグアナとウミイグアナのハイブリッド種が生まれるなど複雑な進化をしており、生物図鑑を紐解くとかなりの数のイグアナが存在していることがわかります。

草食性だが爪や牙があるので飼育には注意

イグアナは素早い動きが苦手であり、性格も穏やかなことからペットとしての飼育は比較的やりやすいと言えます。
しかし成体になったときの体のサイズは大きく、鋭い爪や牙を持っていることからストレスがたまった時には攻撃的な態度を示されることもあります。

子供がいる家庭などは特に注意で、おとなしいからと室内に放し飼いにしていると思わぬときに大怪我をしてしまったりします。

食性は基本的には草食なので青菜類を切って与えればよいのですが、生き餌など小動物を好むイグアナもいるようです。

グリーンイグアナは草食なので無理に虫やネズミなどを与える必要はないのですが、飼育前にそうした食性についても詳しく調べておいた方がよいでしょう。