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アリクイ

アリクイ

3つの分類に分ける事ができる哺乳類

アリクイは、哺乳綱有毛目アリクイ亜目に分類される動物で、中南米の森林や草原に生息しています。
名前の通り、特有の細くて長い舌を駆使して巣の中にいるアリを好んで食します。
体長は55センチ前後で体長と同じほどの長さの尾があります。
自然界では木の上で生活する事が多く、ナマケモノやアルマジロの仲間に分類され、ヒメアリクイ、オオアリクイ、コアリクイの3つの属に分ける事が出来ます。

特徴

ミミズのような細くて長い舌はアリを捕食するのに適するように、粘着力の強い唾液が付着しています。
この舌と前足の鋭い爪を使って、アリ塚などに舌を入れて1日に3万匹ものアリを食べると言われています。
鼻先にかけてすっとすぼまった口の中には歯がなく、捕食した物は全て丸のみしてしまいます。
視覚、聴覚は弱いものの嗅覚は鋭く、人間の40倍ほどの能力があると言われています。
前足に4本後ろ足に5本づつの爪を持ちますが、中でも前足の第3指の爪が鉤状に発達しているのが特徴的です。
群れを作る事はなく、単独か母子で行動します。
1回の妊娠で1匹の子供を出産し、1年ほどかけて育てます。
オオアリクイは地上で昼も夜も活動し、歩くときには前足の甲を地面につきます。
長く堅い毛に覆われ、尾もふさふさとしています。
体長は1メートル以上にもなり、外敵に遭遇すると両手を高く上げて立ち上がる姿で威嚇をする事もあります。
アリの他にも、昆虫や果実も食します。
ヒメアリクイとコアリクイは短く柔らかい毛に覆われて、基本的には木の上で生活します。
最も小型のヒメアリクイの体長は20センチ前後しかありません。
コアリクイは体長50センチ前後です。
前足の鋭く鉤状になった爪や長い尾を木に巻きつけながら巧みに木登りをします。

ペットとして飼う事も可能な動物

動きは緩慢で、おとなしい性格です。
アリクイは日本各地の動物園で飼育されているほか、ペットとして飼う事も可能です。
ペットショップなどで購入する事も出来ますが、高いものだと数十万円にもなるようです。
オオアリクイは体長が1メートルにもなり大型のため室内で飼うのはそれなりの広さが必要になりますが、コアリクイやヒメアリクイならそれも可能です。
性格はおとなしくて人にもよく懐き、その愛らしい容姿やかわいい仕草などからペットとしての素養は十分です。
自然界では名前の通りアリを好んで食しますが、ペットとして飼うなら、ペット用品店などから食虫動物用のエサを購入して、これをミキサーなどを用いて細かく粉砕して与えると良いようです。
また、それに限らずともペースト状にしてあれば食べられるものは意外と多いようで、特にマヨネーズが好きであるというのはよく知られています。
歯がないため、大きいカットのものは食べられません。
木に細い穴を開けた中やビール瓶の中などにこれらのエサを入れて与えると食べやすいようです。
ただし、食後はこれらの木や瓶を清潔に洗わないと食中毒の原因にもなるようなので注意が必要です。