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アルダブラゾウガメ

世界最高齢と言われる地上動物

アルダブラゾウガメはセーシェルというアフリカ大陸から東に向かった小さな島に生息している希少な亀の品種です。
最初はセーシェル固有の種でしたが、のちにフランスなどに運ばれ人間によって飼育をされることとなりました。

最大の特長と言えるのが非常に長い寿命で、確認をされているだけで183歳(2016年時点)を超える年齢の個体が存在しています。

この年令は現在存命中の生物では世界最高齢とされており、多少の老化傾向は見られているものの依然として体の状態はよく今後もしばらく生きていくことが予想されています。

しかし種としてのアルダブラゾウガメは決して数が多いわけではなく、現在ワシントン条約による絶滅危惧種のリストでは附属書Ⅱ類掲載種として「危急種(Vulnerable)」分類になっています。

これはかつて人間がこの亀を食用にするために乱獲したということが影響しており、かつて島に数多くいたアルダブラゾウガメは18~19世紀の短期間のうちにほとんど消えてしまいました。

現存しているアルダブラゾウガメはセーシェル島よりもむしろその周辺の小島でひっそりと生息をしていることが確認されています。

アルダブラゾウガメとよく似た種類に「ガラパゴスゾウガメ」というものがあります。
こちらは南米大陸から西に向かったところにあるガラパゴス諸島で発見されたゾウガメで、同じく100年以上の寿命を持った珍しい亀として知られています。

希少種ということではアルダブラゾウガメよりもガラパゴスゾウガメの方がより絶滅危惧は深刻で、個人での飼育は完全に禁止されています。

一方のアルダブラゾウガメは個人で飼育をすることができるようになっており、約20~100万円くらいの価格で取引をされています。

成体になると120cm以上にもなるものも

ゾウガメは亀の種類の中でも特に体のサイズが大きくなる品種として知られています。
アルダブラゾウガメも成体になると甲羅の大きさが120cmを超えることも珍しくなく、100年以上の寿命で生活をしていきます。

陸で生活をする種類の亀なので泳ぐことはできず、自然界では海沿いの草原や低木林の中にいます。
基本的には草食で湿原に生える草類を食べていますが、しばしば打ち上げられたカニや魚といったものも食べていることが確認されます。

個人で飼育が可能といっても、さまざまな飼育条件を考えると一般家庭で飼育するというのは現実的ではありません。

アルダブラゾウガメは赤道に近い温かい場所に生息しているものの、日本の高温多湿な気候はやはり厳しいようで熱中症により死亡した例も少なくありません。

飼育をしていく上で最も注意したいのが温度管理と水の管理で、いつでも水浴びができるようにプールや池を作っておき木陰を多めに配置しましょう。