ヨウム

高い知能を持つインコの一種「ヨウム」

ペット用の鳥として「オウム」は非常に有名ですが「ヨウム」はそれほど多くの人に知られているわけではありません。

オウムとヨウムの違いから説明をしていくと、まずオウムはオウム目オウム科に属している鳥のことであり全部で21種類がこれまでに発見されています。

一方ヨウムとはオウム目インコ科に分類されている鳥で、一般的なインコよりも体は大きめながらオウムとは異なる生態をしており非常に高い知能を持っています。

ちなみにインコとオウムの最も大きな違いは頭に冠羽がついているかいないかということです。
鳥の名称と区別はかなり曖昧で、例えば「オカメインコ」という名称をしていながら実際にはオウムとして分類されるなど境界はあまり厳密に引かれているわけではありません。

一般的にオウムは群れで行動することが多く、単独飼育が基本となる一般家庭での飼育はかなり難しいとされています。

一方のインコは自然界でもつがいで行動することが多く、家庭で飼育をする場合の難易度は低めになります。
インコは知能が高い鳥が多く、人語を覚えて復唱することができる能力があることからそれを楽しみに飼育をする人も数多く見られます。

ヨウムは成鳥になったときの体長が30cmを超えることもざらにあるというインコにしてはかなり大型の部類です。
体重も500gくらいにまでなるため、一般的なインコのイメージよりもむしろオウムに近いと言えます。

ペット用としてはワシントン条約で輸入制限をかけられているため、それほど多くのペットショップで見かけることはありません。

インコの中でも別格扱いされる理由とは

ヨウムは生物学上の分類においてはインコの仲間とされていますが、インコの中でも別格の鳥という位置づけになっています。

というのもヨウムは他のインコと比較してもかなり知能が高く、ただ単に人の人語をコピーするのではなくその意味まで理解しているのではないかとされているからです。

また人語以外にも電話の着信音やアラーム音など生活の中でよく聞かれる音声を完全にコピーする能力も持っており、飼育をしていてその能力値の高さに驚くことがよくあります。

ただ一方でそうした知能の高さがゆえのことか、飼い主に対して反抗的な態度をわざととることもあることが報告されており、自己主張の強さに手を焼く飼い主さんも多くいます。

ヨウムが反抗期に入ると大きな鳴き声で鳴き続けたり、飼い主に対して攻撃的な態度をとったりするのであらかじめそうした場合の対応策を考えておいた方がよいでしょう。

またヨウムは非常に寿命が長く、個体によっては50年以上も生きることがあるということが判明しています。
飼育するにあたってはきちんと一生面倒をみられるように周囲の理解を得ておくようにしましょう。