九官鳥

ムクドリ科

九官鳥は鳥綱スズメ目ムクドリ科という品種に分けられている鳥類です。
インドシナ半島、インド、スリランカ、ネパール、ミャンマー、ラオス、フィリピン、ブータンなど広範囲に分布しています。
山地や森林地帯に小さい群れを作って生息し、地域によって大きさなどが異なるため10種の亜型に分類されています。

特徴

全長は30~40センチ程で紫色の光沢のある黒色の羽色にオレンジ色の嘴が付いているのです。
目のすぐ下の部分から頭の後ろにかけて特徴的な黄色い肉すいが現れています。
雑食性で、果実や昆虫類を好んで食しますし、樹洞などに巣を作って産卵、育雛を行います。
寿命は平均で15年ほどですが、飼育下では30年生存した事例もあるのです。

九官鳥と言えば、人間のものまねをするというイメージがあります。
九官鳥は非常に賢い鳥であるため、幼いころから飼育をすれば、挨拶レベルにとどまりません。
歌のワンフレーズを口ずさんだり、人間の様な笑い声をあげたりするようにもなります。
最初の換羽から6ヵ月までが、物憶えのよい時期といわれていますが、言葉を覚えさせるときは、空腹時に静かな場所で根気よく教え込むのが良いとされています。
一度にたくさんの言葉を教えるのではなく、一言づつ、はっきりゆっくり繰り返して聞かせるようにしていけば、一言づつマスターしていくでしょう。

九官鳥の歴史

九官鳥が日本にやってきたのは江戸時代からで、九官という中国人が持参した事がこの名前の由来であるといわれています。

九官鳥はそのユニークな習性で、ペットとして人気の鳥でしたが、最近ではペットショップなどで見かける機会はほとんどなくなりました。
これは、近年、九官鳥の原産国の開発によって生息地の破壊が進んだりしました。
ペットとして輸出するための乱獲があったためなどで生息数が激減したため、ワシントン条約付属書2に基づき、商業取引が全面規制になったためです。
九官鳥は人工繁殖が難しいため、今後は新たに九官鳥を手に入れる事は簡単なことではないようです。

習性や性格

九官鳥をペットとして飼うのであれば、九官鳥の習性や性格を理解しましょう。

九官鳥は歌ったりものまねをしたりと陽気で人になつくイメージがありますが、実際には神経質で人間に触られる事を好まないのがほとんどです。
それでいて、群れで生活する鳥であるため、孤独を好みません。
運動する事が必要な鳥なので、小鳥用のゲージでは役不足かもしれません。
地面からの振動が伝わりにくく、暖かくて人の姿が見える場所にゲージを設置してあげましょう。
ゲージ内はこまめに掃除して清潔を保ち、水浴びや日光浴を適宜行います。

飼育上の注意

飼育上の注意点として、気温と誤飲があげられます。

元来暖かい地域に生息する鳥であるため、温度と湿度は低すぎないようにコントロールする必要があるのです。
急激に体が冷えると命を落とす事もありますしまた、九官鳥は好奇心旺盛な鳥で、誤飲を起こしやすい傾向にあります。
小物や薬、ビニールや毛糸など興味を持てば何でも口に入れてしまうのです。