アヒル

アヒル

カモ科

アヒルはマガモから人の介入があって作り出された家禽で、カモ目カモ科に分類される水鳥です。
その飼いやすさもあって、古くから世界中で家禽やペットとして飼育されてきました。

特徴

全長50~80センチ、体重3~5キロ程度で、ほとんど飛ぶ事は出来ません。
原種のマガモと比較しても体は大きく、黄色で上下にギザギザのある嘴と大きな水かきのついた足が付いています。

二本で一般的に飼育されているのは白色の「シロアヒル」です。
ですがその他にも、褐色にマガモ由来の色味が残るマガモ形の「アオクビアヒル」・淡黄色の「シキアヒル」・カーキ色の「カーキーキャンベル」などが存在します。

また、マガモとアヒルを合わせているのがアイガモで、アヒルよりマガモに習性が近いため飛ぶ事も出来ます。
雛の状態では黄色い毛に覆われていて、生育するにつれて成体の容姿になっていくのです。

加工食品に用いられている

アヒルは粗食でもよく生育し、成長もはやい事が好まれて、主に東から東南アジアなどで多く食用として飼育されています。
水鳥である事から、川や湖などを利用している事も多く、農村部などでは一般家庭の庭先などで放し飼いされている光景も見られます。

アヒルの肉や卵を利用した料理が世界中で食され、特に中国ではアヒルを用いた料理が多用されているのです。
西洋でも、強制肥育させたアヒルを用いた料理が多く見られます。

近年、鴨肉として流通しているもののほとんどがアヒルの肉であると言われています。
また、アヒルの卵も食用として用いられますが、独特の臭みがあったり、白身が加熱調理でも固まりにくかったりするのです。
衛生上生食は出来なかったりするため、塩漬けやピータンなどの加工食品に用いられています。

飼育方法

アヒルは人にもなつきやすく、知らない人が近寄ると声をあげることなどから番犬代わりにもなり、ペットとして飼育している人も多くいます。
庭草を傷めることなく害虫駆除をしてくれるため、庭先で放し飼いにする人もいるのです。

アヒルをペットとして飼育する時は、必ず池やプールなど水浴びが出来るスペースを確保する必要があります。
元来水鳥であるアヒルは、足を傷めやすい傾向にあり、長時間地面の上に立っている事で足にトラブルが生じる事が珍しくありません。
コンクリートなどの堅い床も足に負担がかかるため、クッション性のある敷物を敷くなどの配慮が必要です。

また、水浴びする事で病原菌などから身を守っているため、最低でも一日に一度は水浴びをさせてあげます。
屋外で飼う場合には、檻などの囲いの他に、雨風をしのげるような小屋も設置し、室内で飼う場合には運動不足解消のため自由に動ける時間を作ってあげましょう。

餌は家畜用のペレットと小松菜や青菜、大根の葉などの野菜を組み合わせてあげると良いでしょう。
人間用の食品や、玉ねぎ、にら、ニンニク、ごぼうなどは与えてはいけません。
個体による好みに合わせて、なるべくたくさんのいろんな種類のものを食べさせます。
飲み水は大きめでしっかりした作りの物を用意して、いつでもきれいな水を飲めるように管理しましょう。