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アリゲーターガー

巨大肉食魚アリゲーターガーの迫力

ここ近年社会問題となっているのが外来種の問題です。
特に水棲生物においては、ブラックバスやブルーギルのように在来種を数多く餌にする獰猛な生物が意図的に持ち込まれる例が後を絶たず、全国の河川や湖沼で深刻な生態系破壊が起こっています。

そんな外来生物の一種として近年取り上げられることが多くなっているのが「アリゲーターガー」という魚です。
アリゲーターガーは指定外来種の淡水魚で、国内で発見される例が増えてきています。

ここ最近のニュースとしては2016年12月に兵庫県加古川で高校生が釣り上げたということが伝えられていますが、アリゲーターガーは魚でありながら鋭い牙を持ち、まるで肉食動物であるかのような獰猛な性格をしています。

始めた見た人はワニと見間違えてしまうほどなので、近所の川や湖から突然アリゲーターガーが現れたとなればかなりショックは大きいです。

そもそもなぜ外来種であるアリゲーターガーがここ最近国内で見られるようになったかというと、これはペット用として飼育していたものを勝手に放流した人がいたためと考えられます。

ブラックバスやブルーギルもそうですが、無責任に輸入品を持ち込んだ人が勝手に放流することによりそのまま環境にいついて在来種を食い荒らすということは残念ながらよくあります。

アリゲーターガーの場合は在来種だけでなく人間にも危険を及ぼす非常に重大な環境破壊になりますので、自然環境で見つけた場合には速やかに通報するとともに駆除に協力してください。

飼育のためにはかなり大きな水槽が必要

アリゲーターガーは生物学的にはガー目ガー科という分類になります。
成体になった場合の体のサイズは150cmを超え、原種が生息するアメリカのミシシッピ川流域では最大3.5mを超えるような巨大な個体も確認されています。

昔は現地でも滅多に見かけることのできない幻の魚という扱いをされてきたのですが、ここ最近では繁殖方法が確立したことで簡単に手に入れることができるようになりました。

しかし飼育をする時には十分に泳がせることができるほどの巨大な水槽を用意しなくてはならず、また水温も20~28℃で安定させなければならないことからかなり光熱費がかかってきます。

ちなみに3m以上になる大型水槽は、安いものでも100万円近くの金額となっており、普通の住宅では水を入れた時に床が抜けてしまう危険性があります。

幼体のうちはまだ可愛らしく育てることもできるでしょうが、さすがに体の大きさが1mを超えたあたりになってくるとかなり飼育につらさを感じるようになります。

興味本位で飼育を始めたことにより、結果的に放流するしかなくなるというケースもありますので飼育前に生態をしっかり調べておきましょう。